XTi 4002”“XTi 2002”“XTi 1002”は、高性能なDSPを搭載しており、別途プロセッサーを用意しなくても様々な音声処理が1台で実行できます。クロスオーバーのスロープはバターワース(6,12,18,24,48dB/oct)、リンクウィッツ・ライリー(24,48dB/oct)から自由に選択でき、周波数も1Hz刻みで任意の値に設定可能。入力8ポイント+出力6ポイントのパラメトリックEQや最大50mSのディレイもチャンネルごとに備えています。さらに、入力信号に基づいて超低域を合成し、パワフルな重低音を出力するサブハーモニック・シンセサイザーも搭載しました。
DSPの設定はプリセットとして本体に49個まで保存でき、瞬時に呼び出すことができるため、セットアップを素早く簡単に完了できます。システムのチェックに便利なピンクノイズ発信器も装備しました。DSPの詳細な設定やプリセットの保存は、USB接続したPC上のHiQnet System Architect ソフトウェアから行うことができます。XTi専用のHiQnet Band Managerソフトウェアも用意しました。
“XTi4002”“XTi2002”“XTi 1002”は、軽量コンパクトなボディーにクラスを超えた出力性能を収めています。発熱が少なく高効率なスイッチング電源を搭載し、XTi 4002では、2Ωのステレオで1,600W+1,600W、4Ωのブリッジモノで3,200Wもの出力が可能。大型のスピーカーも余裕を持ってドライブします。さらに、スレッショルド、アタック、リリースのきめ細かな設定が可能なPeak X Plusリミッターも備えており、出力性能を最大限に引き出します。また軽量で持ち運びが容易なため、仮設PAにも最適です。
“XTi 4002”“XTi 2002”“XTi 1002”の入力信号は本体内部でルーティングが可能です。入力信号を分岐するリンク端子も装備しています。出力はバインディングポストとスピコンの2つの端子を用意しました。また、前面パネルには、プリセットの呼び出しや、DSPの設定を行う大型のバックライト付き液晶ディスプレイを搭載。ディスプレイの操作を禁止するロック機能も装備しています。さらに、鋳造アルミニウム製の前面パネルと一体化したハンドルは、持ち運びに便利です。
XTi 2002
ステレオ出力(1kHz、THD0.5%)
2Ω 1,000W+1,000W
4Ω 800W+800W
8Ω 450W+450W
ブリッジモノ出力(1kHz、THD0.5%)
4Ω 2,000W
8Ω 1,600W
周波数特性(20Hz~20kHz、1W、4Ω) +0/-1dB
SN比(1kHz以下、8Ω、Aウェイト) 100dB
ダンピングファクター(10Hz~1kHz) 500以上
入力インピーダンス 20kΩ(バランス)、10kΩ(アンバランス)
入力感度 1.4V
入力コネクター XLR
出力コネクター ノイトイック製4Pスピコン(NL4MP)、バインディングポスト
ネットワークコネクター USB
インジケーター Signal、-10、-20、Ready、Clip、Thermal、Power
電源 AC100V、50/60Hz
消費電力(IEC60065) 1,225W
寸法(W×H×D) 483×89×311mm(マウント面から)
質量 8.4kg